休職中の過ごし方

9月に休職してからというもの、休職中にどう過ごせば良いのか、いまいちわからない。

 

というのも、休職後に、いまの会社に復帰したいのか、退職したいのかが決まっていないのでどうもダメだ。ゴールが定まっていないのだ。これには転職リスクの問題が絡まっている。

 

そもそも薬の副作用が強くて午前中はまともに活動できないので、だいたい正午前後から活動を開始している。

読書や散歩ばかりする毎日で、たまに喫茶店でいまのこと、これからのこと、人生について考え、ノートにさらさらとまとめる。だいたいにして考えがまとまらないが、本を何冊も読んでいくうちに、性格や論理の一貫性などはだいたいにして虚構で、混沌とした状態こそ実に人間や人生っぽくてどうやら真実らしい、ということは実感を伴って分かった。

 

この世の中には宗教を信じる人がいたりいなかったりする。法律に従う人もいれば法の枠組みの闘争を固辞して独自の解決を考える人もいる。厳密に運用されている法律もあれば、政府や検察が解釈をねじ曲げたり、賭博や性風俗のように法律の解釈をぶち曲げながら運用していたりする。かたや精神疾患で治療中、かたやナンパしてパコ活中。少し移動すれば戦争中。地球のなかに清廉も汚濁もあって、それらを差別せずに抱く。それだけが真実な気がする。

 

今日はお昼に二郎系ラーメンを食べた。一口は確かに抜群においしいが、後半満腹になり尻すぼみしていくこの様はいったいなんだろう。200gでもお腹パンパンになりながら席をたった。

 

そのあとは3時間くらいかけて家の大掃除をした。最近、本が増えてきたので本棚を買った。それが届くまでに色々と整理をする算段だ。本棚に何の本をしまおうかな。

 

棚の近くの壁が少しカビていたので雑巾で拭きあげたり、床を掃除機をかけたりクイックるワイパーで磨いたり。ちょうど良いと思い、古くなった食材や調味料もこの機会に整理した。

 

キッチンのステンレス棚の錆び落としも今度時間をかけてやるつもりでいる。

 

夕方、ドクターペッパーを飲みながら公園のベンチでたそがれていたら、93歳のじいさんに話しかけられた。若い人とお話がしたいらしい。曰く外交官で、建国当初のイスラエルにいたことがあるらしく、いまの情勢に関する講釈を賜った。相手の口が臭かったが、おれも昼に二郎系ラーメンを食べていたのでその間はとんでもない臭いだったのではなかろうか。10分くらい話をしてから隣の若い女性にも話しかけていてバイタリティーが凄い。

 

夜、YouTube美味しんぼを見ていたら10年熟成したさくらんぼシロップの話が出てきた。10年も熟成したらどんな味わいになるのだろう。ふと、2017年に瓶詰めで仕込んだ梅シロップ、あれはまだ飲めるかなと思い立つ。

調べてみると、容量満杯でほとんど空気を入れずに保存したおかげで、色は薄い黄金で酸化していない。香りも梅の香りが保たれている。軽く舐めてみてもなんとなく大丈夫そう。念のため湯煎で煮沸したうえで、飲んでみた。

ーー飲める。100年漬けた梅干しがあるんだから6年置いといた梅シロップもまあいける道理だ。味は礼賛するほどではないが、まあうまい。味は梅の香りがしっかりするのと香りに奥ゆきがあってどこか樹木みたいな味わいがする。

 

さくらんぼシロップを飲んでみたいと思っていたら、ネットで3000円くらいで売っていたので買ってみることにした。来年は作ってみたい。それから、冬の間に国産レモンが手に入ったらレモンシロップもつくってみたい。

 

こんな生活で良いんだろうか。果たして自分はどうしたいのだろう。

 

梅シロップも6年休んでたし、まあ最悪1年くらい休んでもいいか。