君はヤクルトを手を使わずに飲めるか

ヤクルトを手を使わずに飲む、という所作に憧れていた時期がおれにもあった。小さい頃、漫画に否定的だった父親が自分も読んでいたという理由で唯一認めていた「こち亀」に載っていたのがきっかけだ。久しぶりに試してみるとやはりなかなか難しい。咥えることと飲むことを並行するのはコツがいる。

思えばこち亀に教わったことは限りなく多い。ベーゴマをやり始めたのはこち亀の影響だし、日本の歴史や文化、社会の裏側を教えてくれたのはこち亀だった。さびれた飲み屋に通うようになったひとつはこち亀が理由な気がする。そういえば、インターネットの凄まじさを体感的に初めて学んだのは、インフレしたこち亀の説明文量だったように思う。95年ごろの小学校にPCルームが出来た頃が懐かしい。

最近、些細なことでイライラするのが減ったかもしれない。マインドフルネスって、要は心のシステマみたいなもんかな?おれは心のシステマを少しずつ身に付けてきたのだろうか。ふんふんふんふんすーはーすーはーすーはーすーはー

きまぐれクックがいつのまにか200万人に届きそうなのでいくつか昔の動画を見返した。2年くらい前はまだ十万程度だった気がする。千鳥の「ハンマーヘッドシャークのココ」を作ってみた動画はやはりいまでも面白かった。

サンドウィッチマン安倍晋三モノマネが好きだ。いつのまにか、社会があんな弱い奴のことをタブーとしているような雰囲気になっていたことに気づき、痛快な気持ちになった。完全なディスではなく、支持者からは怒られない絶妙のラインを引いている笑いで、そこも好きだ。窓をあけておけ。べんちれーしょんしないと、蒸れて不快、汗冷えしてしまう。

スプラトゥーン2に心血を注いでどれくらいの時が経っただろうか。立ち回りとエイムがクズ過ぎて対面に勝てない。勝てる試合を落としてしまい、S帯に上がれる気がしない。そうこうしているうちに、いつのまにかB帯に下がってしまった。スプラトゥーンがこれほど面白いということを世界は早く気がつくべきだ。スポーツした気になってしまうのが難点だ。

おいしいヤマメシ研究を始めることとした。意外とヤマメシに絞った書籍は多くないことに気づく。おしゃれとおいしいと簡単と手軽と軽量、その五角形をすべて両立するのはなかなか難しいと学んだ。ヤマメシの本を数冊買い込み、レシピに狙いを定め、あとは実践あるのみ。トライアンドエラー。おれはなにを食べたいのだ。